たった一つのコツで子どもは驚くほど変わる。
こんにちは、パパっこパパ(@papakkoPapa)です。
自分の子どもには幸せな人生を送るためにも、賢く育って欲しいと皆さん思っていると思います。
しかし、心の中では思っていても、子どもにはそのようには伝わっていないことだってあります。
今回はそんな子育てにおける、最も大切なコツを解説してくれる本、「子どもが賢く育つたった一つのコツ」 福岡潤子著について、パパっこパパの感想も含めてレビューをしてみたいと思います。
色々と育児本を読んでいますが、この本はパパっこパパ的にかなりおすすめです。
子どもが賢く育つために大切な、たった一つのコツ
この本のタイトルにもあるたった一つのコツはずばりこれ!とは本に書いてなかったので
パパっこパパがまとめると
「他己意識」(福岡さんの造語)を常に意識する
という事だと思います。
他己意識とは
自分を分析して、自分とはこういうものだという自己イメージなどがまだ持てない幼少期に働く意識であり、「周りの大人がどう自分を見ているか」が自分の自己イメージになるという事を表した造語です。
つまりどういうことかというと、(主に)親が発する言葉と態度が直接その子の自己イメージになるという事です。
つまり、「この子っってほんとドジでー」と親同士の会話で話してしまったりすると、「僕ってドジなんだ」と自己イメージができてしまう、といった感じです。
これだけなら、よく言われることですが、この本の中では他の本ではあまりない視点から自己イメージについて書かれているんです。
悪い自己イメージを与える、意外なシチュエーションとは
これは本を読んでいてハッ!としたことなんですが、「急いでー」などの言葉がけや、まだ小さいんだしこぼしたら困るからと思いストローマグを与える、など意外な点を指摘しています。
「急いでー」や「はやく」などの声かけについては別にまとめてあるので、下の記事を読んでみてください。
そして、まだ小さいのだからと思いストローマグを与えるというのも、「この子はまだコップで飲むとこぼしてしまう子だ」という親が知らず知らずのうちに持ってしまているイメージを、子どもの自己イメージにしてしまうという良くない態度なのです。
こぼされて困るのは誰でしょう?
親の勝手な都合(こぼされたらめんどくさい)で、子供に「まだ僕はコップで飲めないんだ」という自己イメージを与えてしまっているんです。
こうしたちょっとした態度でも、子供は敏感に感じ取り、自己イメージを下げていっき、やる気を失わせてしまうのです。
こぼしたら拭いてあげればいいだけ、すぐに子どもは飲めるようになります。
まだ早い?
その態度が、子どもに伝わってしまったら?
そうやって考えると、知らず知らずに子ども扱いしているなーとパパっこパパも反省しました。
その他にもたくさんの具体例を本の中では説明されています。
こんなところも気を付けて
その他にも、言葉のキャッチボールについて書かれていました。
言葉のキャッチボールは受けられるところに投げてあげないと、受けられない。
とてもシンプルな言葉ですが、非常に重要です。
忙しく育児をしていると、ついつい子供の方を見ないで、「どうしてそんなことしたの!」など色々と言ってしまいがちです。
これでは、子どもの方にボールを投げていないのと同じです。
まずは、子どもがボールを受け取れる状況を作ってあげなければ、きちんと投げてもボールを受け取ってくれません。
こういうことは、わかっていたつもりでも、ついついやってしまいがちなことですので、たまに本などで見返してしっかりと心に刻み込みたいですよね。
こういったタイミング的なこともまとめていますので、ぜひ読んでみてください↓。
パパっこパパ的おすすめポイントとまとめ
この本の一番のポイントは他己意識に関することだとは思いますが、その説明や、事例がとにかく豊富で、自分の置かれた状況や、今悩んでることなどにぴったりとはまる方法が見つかるところもとても良いポイントだと思います。
今まで書いてきた以外にも
- 知育グッズに頼らずに上手に様々な経験を積ませてあげる方法
- 子どもを泣き止ませる意外な方法
- 頑張れという前に、できない子どもの気持ちを理解してあげる
- 病院に子ども注射をしにを連れていくときの言葉のかけ方
- 兄弟をどう説得するのか
など、かなりの豊富な事例が書いてあり、とても参考になりました。
読んでいて「なるほどねー」と何回もなりましたし、理論だけでなく事例があるので具体的に行動に移しやすい本だなと思いました。
この本のはとにかくおすすめですが、内容的には
- 年長さんくらいまでの親御さん向け
- 豊富な事例が多く、即実践に移しやすい
- 他の本でも同じようなことを言っている場合もあるが、より具体的
- 細かいところまで子どもと親のことを考えて書いてある
といった感じになっています。
子どもの説得の仕方がすこし「論理的すぎる」感もありますが、論理的な内容が好きなパパさんなんかには特にピッタリではないかと思います。
理論ではわかっているつもりでも、実践の方法は分からない、状況が違うのでどう対応していいかわからない、などの疑問にも豊富な事例で解決策が見つかると思います。
とにかく、手元に置いておいて、たまに読み返したくなるいい本です。
今回の他己意識を応用して考えたのが、否定語を使わない言葉選び方の中の「お姉ちゃん(お兄ちゃ)らしくない」という諭し方です。お時間ある時にこちらも読んでみてください。
今回は忙しいママさん、パパさんの代わりに「子どもが賢く育つたった一つのコツ」 福岡潤子著を読んでまとめてみました。
今後も、忙しいみなさんの代わりにどんどん本も読んで、子育て、知育に関する理論を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
少しでもお役に立てると嬉しいです。
それでは、よい育児を一緒に楽しんでいきましょう!! 引き続きパパっこパパをよろしくお願いしますね!