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子供が嘘をつく理由。叱らないための心構えと対策

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叱らない育児のためにも、嘘をつく子どものこころの動きを理解しよう。

パパっこパパ @papakkoPapa です。

パパっこパパ
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子どもが嘘をつくので、つい叱ってしまう。

ダメだとわかっていても、嘘をつかれるとついつい叱ってしまったりしますよね。

でも、子どものこころの動きを知って嘘をつく理由がわかれば、心構えもできて、そういったこともだいぶ減らせるようになると思います。

今回は子どもが嘘をつく理由について、子どもの認知面などから解説してみたいと思います。

パパっこパパ
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これを知ってからパパっこちゃんのウソに怒ることも減りました。

子どもが嘘をつく心理。子どもの心の動きを考える実験。

子どもは3歳くらいになるとだんだんウソをつくようになりますよね。

だいたい4歳くらいには2時間に一度、6歳くらいになると1時間半に一度の割合で嘘をつくようになるそうです。(絶対に賢い子になる子育てバイブル ジョン・メディナ著 より)

ではなぜ、嘘をつくのでしょうか?

もちろん、親に怒られたくない等の大人が考えるような理由もありますが、それ以外にも意外な理由があるのです。

面白い科学的な心理実験を簡単にご説明します。

あんなに食べたいって言ってたのに!心理学実験その①

実験室に来てもらった子供の前には大好きなクラッカーがお皿に山盛りになっています。

当然子供は「食べたい」と思います。

クラッカーを好きなだけ食べさせてあげた後しばらくして「部屋に入ってクラッカーを見たとき食べたいと思った?」ときくと、多くの子が

「ぜんぜん」

と答えるそうです。

この子はうそつきなのでしょうか?

さっき言ってたことと違う!心理学実験その②

箱の中にキャンディが入っているといいます。「何が入っている?」と聞くと当然子どもは「キャンディ」といいます。

実際に箱を開けてみると鉛筆が出てきました。子供はがっかりした様子です。

しばらくして、「箱を開ける前に、箱の中には何が入っていたと思ってた?」と聞くと、「鉛筆」と答えたそうです。

この子たちはなぜ嘘をついたのでしょう?

こどもの心の動きが分かれば、その嘘も納得できる。

これらの科学的心理実験で、この子たちが嘘をついた理由は

ほんとにそう思っているから

です。

子どもは過去から現在、そして未来に流れる統一した心の動きがまだ未発達なことがこれらの原因だと考えられます。

乳幼児には過去と未来に投射される「わたし」がない。何があったかは覚えていてもその時どう思ったか、どう感じたかなどは覚えていない。・・・ 幼児の意識には大人の意識と同じ要素がすべて含まれる。・・・ただそれらが過去から未来へと流れる時系列にまとめられていない。ポット浮かんでは消えていく。

哲学する赤ちゃん   アリソン・ゴプニック著

こういった幼児期等の心の動きを考えると、

「今おなかいっぱいだから、さっきもクラッカーが欲しいと思うはずがない」

といったような考え?により子どもは「ウソ」をいったのです。

つまり子どもにとってはうそでも何でもなく、今考えていることを正直に話しただけなのに、大人が考えると「ウソ」になってしまう、ということなのです。

「さっき約束したのに!」、「約束守れない子はわるいこ!」なんて叱ってしまうことがあると思います。

この辺りは

「さっきはそう思っていた」→「今はそう思っていない」→「そんなことやくそくしてない」というふうになり、子どもはうそをついているつもりはありません。

もちろん、意図的にうそをついていることもありますが、大人の観点だけから一方的に怒ってしまうと

「ウソついてないのに、怒られた」という良くない感情が残ります。

ですので一方的に「ウソをついた!」と怒らずに、まずは子どもの気持ちを理解してあげる、そのごに優しく説明してあげることが必要だと思います。

心の動きは実際に体に異変を起こす。

塾に行こうというと「おなかが痛い」と言う子どももいると思います。

こうした子どもはもちろん嘘をついている可能性もありますが、実際におなかが痛くなっていることもあるそうです。

頭痛や腹痛を訴える子どもは、勉強や習い事に行きたくないために訴えているのではなく、そういったものがストレスになり実際に痛くなっている。「勉強したくないからって嘘を言わない!」と怒ると逆効果になる。まずはリラックスして精神的なストレスをなくすさこと。

タイプ別「頭がよい子」になるヒント 本田真美、木下勝著

これは、大人でもありうる話ですよね。

こうやって見ていくと、子どもが「ウソ」をついたとしても、大人の考えで一方的に判断するのは子どもにとってとても悪影響を与えそうですよね。

子どもとの共感が一番大事

これらのことから、嘘をつく子どもに親はどうすればいいのかというと

「ウソ」でない可能性も考慮して、まずは共感する。そのうえで話をきちんと聞いて「ウソ」かどうか判断する。

毎日接している子どもですから、しっかりと観察すれば嘘なのか、そうでないのかきっとわかると思います。

それに、分からなくてもいいと思います。

「うそ」じゃない可能性があるという、心構えがあるだけで、一方的に叱るということはなくなると思います。

「 絶対に賢い子になる子育てバイブル」の著者のジョン・メディナさんも「子どもとのふれあいの30%に共感が込められていれば OK!」というようなことを書いています。

子どもの心理の働きが分かってくれば、共感の幅も広がるはずです。

まずは、いつもと違う方向で考えて、共感してみてあげてください。

共感してあげれば子どもの変化を見逃さずに、やる気をそいであげることもできますからね↓。

微妙な変化を見つけて、やる気アップ!

子どもは大人と心の働きが違うと理解しよう

いかがでしたでしょうか?

今回は子どもが嘘をつく理由について、心の働きの大人と子供の違いから説明してみました。

こういった心理メカニズムを頭の片隅にいれておくだけでも、子どもを一方的に叱ったりすることない育児の手助けになると思います。

パパっこパパ
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多角的な視点を持つ心構えはとっても大切です!

今回のような科学的心理実験などは今回引用した本の中にかなり色々と詳しく書いてあるので興味がある方はぜひ読んでみてください。

絶対に賢い子になる子育てバイブルのほうは子育てに関する科学的なエビデンスが多く載っています

哲学する赤ちゃんは心理学などを交えて心の状態などについて詳しく書かれています。

どちらもぜひ読んでいただきたい本ですが、お時間ないと思いますので、また近いうちにレビューを書きますので、そちらを参考にしていただけると時短になると思います。

これらの本を読んで、「ウソ」に対して一方的に叱ったり怒ってしまったりすることが減りました。

そんな良い結果を皆さんと共有したいと思い今回は記事を書きました。

叱らない育児をするためには「叱らない育児には、5つの原則を知ろう。」も参考になるのでぜひ見てみてください↓。

叱らない育児には、5つの原則を知ろう。

今後もパパっこパパが勉強したり経験した事に基づいて、皆さんの役に立つような記事をどんどん書いていきます。忙しいみなさんのお役に少しでも立てると嬉しいです。

それではみなさん、よい育児を一緒に楽しんでいきましょう!! 引き続きパパっこパパをよろしくお願いしますね!

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