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子どもを伸ばす非認知能力とは?

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非認知能力の向上が子どもの能力を伸ばすカギ!

どうも、パパっこパパです。

テストの点数だけが人生じゃない!そんなの今や当たり前ですよね。じゃあテストの点数以外って何でしょう?

それこそが、今メンタリストDaiGoさんがおすすめする本にもある、非認知能力です。実はこの非認知能力はテストなどの認知能力を向上させるのにも、とても役に立つ能力なのです。

今回はDaiGoさんがおすすめした「私たちは子どもに何ができるか」ではなく、中山芳一さんの著書「学力テストで測れない非認知能力が子どもを伸ばす」のレビューをパパっこパパの意見も混ぜながら書いていこうと思います。

どんな人が読むといい?

この本ですが、「はじめに」を読んですぐに思いました、あ!これは学者さんが書いた本だ。たぶん専門家向けでは??

はい。この本はどちらかと言うと専門家向けです。

お父さんお母さんが育児・知育の手助けを求めて読む本ではなく、小中学校や児童館、学童保育などに関わる先生やなどが読む専門書に近い本だと思います。

内容としては小中学生の取り組みなどの実例や非認知能力の定義などがメインですので、未就学のお子さんの親御さんには直接的な知育ヒントにはならないと思います。

非認知能力の定義や、どういったものがあるのかどんな取り組みをしているのかといった事を知りたい方は、読んでみる価値はあると思います。

私は、本を読むことが好きですし、色々な知識が得られて非常に満足しています。

パパっこパパの簡単なまとめ

まずは第1章で非認知能力の定義について書いてあります。

基本的には漢字をどれだけ知っているか、数学をどれほど解けるかなどの点数として数値化して測ることがやりやすいものを認知能力。そして数値化しにくいものを非認知能力としています。

具体的には、コミュニケーション能力、思いやり、共感性、意欲などです。

そして、非認知能力がOECDや日本でどのように考えられ、カリキュラムなどに入れられているのかも書かれています。

第2章は子供の発育と非認知能力の関係について、第3章は 非認知能力の育て方についてです。

この辺りは幼児の親御さんでも気になるあたりですね。年齢によってどのように非認知能力を獲得していくのか、そして教育上の注意点などが書かれています。

特に非認知能力の育て方のあたりは具体的な原理について言及してあり、この辺りをしっかりと理解していればかなり色々とご家庭での育児・知育に応用できるのではないでしょうか。

そして4章は実践例、第5章は大人が非認知能力を向上させるためのアドバイスです。

4章については個人の育児というよりも、学童保育など団体としてどのように動き、効果を出しているのか、について書かれているので、個人でこれをやろうといった感じではありませんが、教育機関がどのように考え、そのプログラムを運用しているのかがわかります。

以上がざっくりとした概要です。

個人で教育に役立てたいけど、難しい文章をいっぱい読むのはいやだなという方は、第2章と第3章だけでも読んでみることをお勧めします。

ここが気になるポイント!

パパっこパパが気になったポイントを少し解説します。

一番面白いなと思ったのは「体験」と「経験」の違いについてです。

「体験」とは職業体験や自然体験などの言葉から分かるように、じっさいに自分が行う事です。自分の五感を通してその物や事を感じることともいえるかもしれません。

そして「経験」は体験したことを考える、理由付けする、発見する、感動するなどの行為をおこない、体験が自分の内側に入っていく(内面化)ことを経験と分けるそうです。

そしてこの経験に基づき、外部の知識や情報などを関連付け共通点、相違点を見つけたりするといった「学び」につながっていくのです

このことから分かることは「子供にいろんな体験をさせたい」「いや数より体験の質だろ」といった考えがあるかもしれませんが、どちらも正しいようで間違っているという事です。

大人が思う質のいい体験(一流の演奏など)や、とにかく数多くの体験を行ったところで、子供が何も感じなければそれは体験で終わってしまい、経験そして学びにならないのです。

そう考えると、大人がしてあげられるとても重要なことは、一つ一つの体験をいかに経験につなげていけるかという事だという事がわかります。

具体例などはここではあげませんが、このように原理がわかると何をすべきであるかという事に気づかされますよね。この本の第2章3章はこういった原理・原則がたくさん書いてあり、そういうことが好きな方は読んでいてすごく面白いと思いますよ。

その他にもかなりたくさん気になる部分がありましたが、その辺りは別記事に私の経験や意見などを混ぜながら書いていこうかなと思います。

パパっこパパの今回の大まとめ

こちらの本は

対象:教育機関で働いている、ボランティアで教育・知育プログラムの運営参加しているなどの方々が対象になると思います。

内容:学術的な定義や、非認知能力を育てるための原理・原則、教育機関や企業がどのような取り組みを、どのような考えをもって行っているかの実例が書いてあります。個人の知育など用の文章よりも多少専門的で難しいかもしれません。

こういった内容ですので、学童保育でプログラムを作らなければいけない!というような方はマストで呼んだ方がいい本だと思いますよ。実例も豊富だし、なぜそのようにしたのかといった分析なども載っているので、プログラム作成のヒントになると思います。

自分のお子さんの非認知能力を伸ばしたいという方には優先度が低いと思います。もっと簡単な文章で、個人向けの実例が載った本があると思います(あったらまた紹介します)

ただ第2章、3章は本当にどなたが読んでも面白い内容だと思いますので、ぜひ読んでみてください!!

パパっこパパはこれからもパパっこちゃんと自分の経験したこと、知育について調べたり考えたこと、読んだ本の内容などを分かりやすく記事にしていきたいと思います。 引き続きパパっこパパをよろしくお願いしますね!

それではみなさん、よい育児を一緒に楽しんでいきましょう!!

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