胎教ってしたほうがいいの?効果ってある?
胎教を頑張ってパパっこちゃんが、パパ大好きになってくれて大喜びのパっこパパ @papakkoPapa です。
赤ちゃんができると本当に色々と調べ始めますよね。
その中でも胎教って気になるんじゃないでしょうか?
って皆さん調べたりしますよね。
今回はパパっこパパが多くの知育本、育児書などを読んだり、専門家の方から聞いて得た知識を総動員して、胎教について科学的に考えてみます。
パパっこちゃんはパパ好き胎教の効果が出た(と信じたい)のか、パパ大好きになりましたよ。
目次
科学的に効果があるおすすめの胎教グッズは?
胎教と言えばモーツアルトの音楽!と言うくらいメジャーなのがクラッシックを聞くということですが、胎教に効果的なグッズをお探しの方には悲しいお知らせです。
胎児の脳の発達に何らかの効果があることが科学的にー科学的ではない手法で無責任にー立証された用品は一つもない。
絶対に賢い子になる子育てバイブル ジョン・メディナ著
つまり
高額な胎教商品が巷にはあふれているが、そういったものが脳の発達に効果があるという証明をしている商品はない、ということです。
とお思いかもしれませんが、よく調べてみるとそうではないようです。
胎教の科学的根拠を考えてみる
まずこのことを話す前に胎教の意味について考えなければいけません。
胎教は教育なのか?胎内教育の効果と根拠
「胎教(胎内教育)」ということばが良くないため、皆さん「胎内にいるうちから英才教育や知育をして頭を良くしよう!」といったかんじだと、勘違いしてしまう人もいると思います。
実際にモーツアルトを聞くと頭がよくなるといった「モーツアルト効果」を聞いたことがあると思います。
これについては心理実験が過大解釈されたものであり、「モーツアルト効果」自体も科学的に賛否両論ある実験なのです。(しかもテストやラットの実験など、胎児に対する実験ではないです)
このように、俗説的なものはいくらでも出てきますが、ジョン・メディナが言うところによると、脳の発達を証明する胎教用品はないのです。
この辺りは結構面白い内容が書いてあったりしましたので、興味がある方はぜひ「 絶対に賢い子になる子育てバイブル 」を読んでみてください。
では、胎教は意味がないというかと言うと、教育という意味ではない胎教は、科学的にも根拠がある効果的なものであるのです。
現在主に行われている胎教とは
現在の胎教のメジャーな考え方は「教育」ではなく「胎内外環境の健全化」といった意識で行われていることがメインです。
つまり、「教育」をして「脳を発達させる」、「知識を教える」というよりも、胎内外の環境を健全化して、「胎児の健全な発育を促す」、「脳などの発達に悪影響を与えるものを除く」というのが現在の胎教の定義だと思います。
こういう意味での胎教にはちゃんとした科学的根拠があります。
「胎内外環境の健全化」といった意味での胎教の科学的根拠
カナダの科学的調査結果によると、1998年に起きた記録的な異常気象中に妊婦だった親の子どもは、5歳の時にテストをしてみたところ、(両親の学歴や職業、年収などを考慮しても)言語に関するIQが低く言語発達にも遅れが見られたそうです。
このような調査結果が示すように、親のストレスなどが胎児に悪影響をおよぼすことは科学的にも根拠があることなのです。
その他にも
- 妊娠期の後半には、脳の発達がシナプス形成 (細胞を作るのではなく、細胞間のネットワークを作ること) へと移行し、外界からの刺激を大きく受けるようになる。
- 妊娠後期の赤ちゃんは外からの刺激を覚えている。
- 妊娠12週目には触覚を感じられるようになる。
- 妊娠中記には母親の声を聴きとれるようになる。
- 妊娠六か月以降に嗅いだ臭いを好むようになる。
- 妊娠後期から母親のとる食事を味わっている 。
- 妊娠後期に聞いた父親の歌を好んだという結果もある。
と言うような、実験結果や、赤ちゃんの脳の発達の過程を考えると、胎教は科学的にも根拠がありそうです。
では、胎教はどのように行うのが効果的で、赤ちゃんにとってよい方法とは何かを考えてみます。
胎教をするのに効果的な時期
効果的な胎教をするには、時期と、方法はとても大切だと思います。
まず始める時期についてですが、妊娠初期から中期は、とにかく安静が重要ですので、何かをするということは避けたほうがよいです。
妊娠初期から中期にかけて胎内の最高の住環境は「出来るだけ刺激が少ない事」だ。
絶対に賢い子になる子育てバイブル ジョン・メディナ著
この時期はとにかく妊婦さんの「心」と「体」にとって刺激が少ないことが重要です。
ですので、この時期には無理をして本を読んだり、胎教用の運動などはしないほうがよいです。
妊娠中期になり、赤ちゃんの脳や体、神経系がある程度発達してきて、つわりなども落ち着いた時期を見計らって胎教を始めるのが一番効果的だといえます。
赤ちゃんの胎動を感じ始める、18~20週くらいの時期に始めるのがいいと思います。
あまり無理して早い時期から始めても、母親へのストレスや赤ちゃんの体がまだ準備ができていないなどの理由で悪影響があるだけなので、急ぐ必要はないと思いますよ。
ご自身の体調と赤ちゃんの成長具合を見て、マイペースにするのが一番です。
脳の発達を考えた胎教に効果的なもの
脳の発達を考えた場合、科学的に根拠があるといえるものが4つあります。
- 体重
- ストレス(減らすことと穏やかで良性のストレス)
- 栄養
- 運動
この4つについて個別に考えていきます
胎教における胎児の体重
体重に関しては、胎児の体重と脳の大きさに関係があるので、しっかりと育てることが重要だそうです。
ただ3,000gくらいでそうした効果も緩やかになるので、大きければ大きいほうがいいというものでもありません。
大きすぎると出産が大変ですしね。
ただ、気を付けてもらいたいのは、脳が大きければ絶対的に頭がいいわけではないことです。
子どもの将来をおもって無理をしてまで赤ちゃんの体重を増やそうとすることは、逆にストレスなどの悪影響を与えてしまうので、「体重と脳の大きさは関係がある」といった程度の知識として覚えておいてもらう程度でいいと思います。
胎教のおけるストレスの役目
悪性のストレスは、とにかく減らすことが大切です。
カナダの異常気象の調査の件からもわかるように、過度のストレスは子どものIQまで下げてしまいます。
胎教にモーツアルトの音楽がいいというのも、1/fゆらぎやα波等の効果が妊婦さんにリラックスを与えるということからも来ています。
モーツアルトの音楽がIQをあげるわけではないですが、リラックスには効果はありそうですので、嫌いでなければいいと思います。
また、良性のストレスも効果があるそうです。
ストレスが悪いからと言って、何もしないのはあまりよくないです。
少しむずかしい本を読んで知的好奇心を得るなど、良性のストレスをご自身に与えてみるのも効果的です。
胎教によい栄養
栄養については、脳の発達を促したり、子どもの病気を予防る栄養があります。
妊娠初期の数週間に葉酸を摂取している妊婦は、神経管欠損症の赤ちゃんを産む確率が76%低い
絶対に賢い子になる子育てバイブル ジョン・メディナ著
とあるように、妊娠初期には葉酸を取ることがとてもいいようです。
また青魚に多く含まれるオメガ3についても、ニューロンの発達に必要な栄養素ですので積極的に摂取するといいようですよ。
なるべく水銀の影響が少ない魚を週に340g位食べるのがよいそうです。
魚は水銀などが少し心配と思われるかもしれませんが、魚に含まれる水銀の悪影響よりもオメガ3の効果の方が高いようです。
胎教における運動の役割
運動は先に話した良性のストレスです。
そして、適度な有酸素運動は発達段階の胎児の脳に直接効果があるのです。
ですので、ご自身でコントロールできる程度の軽度の有酸素運動を妊娠後期にされるのはとても良いのです。
とくに水泳は、運動をして出る熱を、水につかることで冷やすので、胎内に熱がこもることを防げるため、とてもいいそうです。
ここまで見てきて
とお思いになるとおもいますので、次は具体的な方法を考えていきます。
おすすめの胎教方法
これについては、ママがする方法、パパも関わる方法と2種類あるので、ひとつづつ見ていきますね。
ママが行う効果的な胎教法
おすすめの胎教法は
- 話しかける
- お腹を触る
- 音楽を聞く、歌う
- (絵)本の読み聞かせ
- 有酸素運動(散歩、マタニティヨガなど、特にプールでの活動がおすすめ)
- 栄養のあるものを美味しくたべる
等があります。一つ一つは詳しくは書きませんが、それぞれきちんと効果があります。
話しかけたり、お腹を触る、歌を歌って聞かせるなど赤ちゃんとのスキンシップは、オキシトシン(愛情ホルモン)の分泌を促します。
音楽を聞くのはリラックス効果が期待できます。
有酸素運動は胎児の脳の発達に効果的ですし、適度な良性のストレスを与えることもとても赤ちゃんにとっていいことです。
食についても、母親がおいしい!と思って食べていたものは子どもも好きになる傾向があるので、栄養のある多種多様な食べ物を食べることは、脳の発達にいいだけでなく、生まれてきてからの好き嫌いがなくなり、健康的に育つ下地を作ってくれます。
音楽について、パパっこママはジャズが好きなのでリラックスできるジャズやクラッシックを聞いていましたが、実際リラックスできることが重要ですし、音楽の種類でどうのこうのということは全くありません。
ですのでパパっこパパがおすすめの音楽は?って聞かれたら
ポップスをかわいくアレンジしたキッズボサなんかを進めています。
では、パパさんは何をすればいいのでしょう?
パパが行う胎教のサポート方法や一緒にする方法
胎教と言うとママがするのが一般的ですが、パパと一緒にすることもとても効果的です。
まず、サポートについてですが、これは残念ながら勝手なことをするな!ということになってしまいます。
妊娠すると趣味、趣向、味覚などすべてが変わります。
ですので、今までこれが好きだっただろう、とかこういう内容の本好きだったよね!って勝手に何かを買ってきたりすると怒られるます!
ですので、ママにどんなことがしてほしいか聞いて、それをしてあげるというのが、一番のサポートです。
では、一緒にやる場合はどうでしょう。
一緒にやる必要ある?
パパと一緒だとリラックスできないし・・・
と思ったパパさん、ママさん!一緒にやる必要大アリです!
なぜかというと、パパが胎教に参加することで、生まれる前からパパの声などに赤ちゃんがなじんでいきます。
すると、生まれてから、いざパパも育児に参加しよう!となった時にパパだと大泣きして結局何もできない!!ということがなくなるのです。
この辺りについては、過去に書いた「パパっこにする魔法の胎教」を読んでください。ママのためにも、パパが参加する胎教はとても大切ですよ!
パパ好きになる魔法の胎教。父親の参加方法やおすすめの本を徹底解説
胎教は奥が深い。でも効果あり!ぜひ挑戦してみて
胎教について、科学的観点から本当に意味があるのかということについて調べてまとめてみました。
まとめると
- これをすると頭がよくなるという胎教グッズは効果なし
- 胎教=胎内教育ではなく、胎内外環境の健全化
- 環境の健全化という意味では胎教は科学的にも有意義なこと
- 脳の発達に関わる4要素(体重、ストレス、栄養、運動)を意識
- パパも積極的に胎教にさんかするべし
といった内容をお話ししました。
特に最後の、パパの参加は、結構難しいかもしれませんが、やっておいて損はないです。
産まれてきた赤ちゃんが、パパが抱っこすると泣いちゃうって、笑い話で済むだけならいいですが、その分ママさんに負担が全部行きますからね。
パパ好き胎教はママの負担軽減のためにもぜひ行ってみてください。
いかがでしたでしょうか?
今回はほとんどが「絶対に賢い子になる子育てバイブル」からの引用になりましたが、この本はほんとにいろんな科学的エビデンスが載っていて面白いので、ぜひ読んでみてください!
胎教っていうと胡散臭い!って思われている方もまだ多くいると思いますが、しっかりと意味を理解して行えば、科学的にも効果がある方法なんです。
パパっこパパは、忙しいみなさんの、お役に立てるような記事になるように頑張って記事を書いています。
役立った!面白かった!と少しでも思っていただけるとと嬉しいです。
それでは、よい育児を一緒に楽しんでいきましょう!! 引き続きパパっこパパをよろしくお願いしますね!