叱るタイミングを間違えると、やる気をなくしてしまいますよ。
こんにちは、パパっこパパ(@papakkoPapa)です。
やめてって言っているのに、やめてくれない時なんかに「もう、何度も同じこと言わせないで!」なんて怒ってしまうことありますよね。
でも、この一言が子どものやる気をそいでしまうとしたら?
しっかりと諭すことは大切ですし、相手が嫌がることをしない等の理由を説明することもとても大切ですが、タイミング次第ではその一言は子どもにとって不満しか与えない言葉になってしまいます。
それってどんなタイミングなんでしょう?
褒めて、やる気をアップさせるタイミングで怒ってしまっていませんか?
今回はタイミングと子供の微妙な変化についてお話しします。パパっこちゃんに接している時も、私がとても気を付けてる大切なことなんです。
目次
子どもはすぐにはやめないけど、分かっていますよ。
知育などに熱心なママさんたちは、子供がやっていることは無理やり止めたりはしないと思います。
やめてほしい事は「やめて」といって、しっかり理解してもらい、自発的にやめてもらう。これが理想ではないでしょうか?
自発的にやめてくれれば、褒めることもできますし、自分でも「自発的にやめた」という気持ちが生まれ、いろんなことにやる気が上がりますよね。
でも、子どもは何度言っても同じことをしばらく続けてしまい、なかなかやめてくれません。
ここで、質問です。
本当に同じことを続けていますか?
よーく見てみてください。
同じように見えて実は、子どもの中では違う事をしていたり、親の言うことを理解してやめようとしている気持ちが芽生えていたりします。
実際、それってどんな感じなんでしょう?
微妙な変化に気づいてあげられた話
パパっこちゃんを例に出して説明しますね。
まだ2歳くらいの時です。
おもちゃ屋さんに行ったとき、はじめ自由に遊べるおもちゃのサンプルで遊んでいたのですが、今度は売り物で遊ぼうとしはめました。
「これは売り物で、買った人だけが遊んでいい物だから、遊ぶのはやめようね」と優しくお願いしました。
何度も言い聞かせましたが、遊ぼうとすることをやめてくれないので、さすがに怒って取り上げようかという気持ちになってきた時です。
何となく態度が変わったような気がしたので、少し待ってみることにしました。
するとはじめは同じように「これをこうしてねー」と今までと同じように遊ぼうとしてる風に見えましたが、すぐに「はい、おしまい」と私に商品を渡してくれました。
ほんとに初めは同じことをしているように見えましたが、すぐにやめてくれたのです!
ここで怒ってしまっていたら「今やめようとしてたのにー」と不満が残るでしょうし、自発的にやめようという気持ちが減ってしまうと思います。
それがきっかけで、色々とパパっこちゃんを注意深く見たり、多くの本を読んで、その心の変化についてわかってきました。
微妙な変化はこんな感じで起こっている
子どもが遊んでいる時に、「もうお片付けー」といってもなかなかやってくれません。
「親の言うことを全く無視してあそんでる!!」とイラッとしてしまうかもしれませんが、子どもの中ではちゃんと親の言うことは聞こえているし、考えています。
ただ、遊びたい気持ちが勝っていて、なかなかやめられないだけです。
「ママがお片付けって言ってるからもうやめなきゃいけないんだろうけど、あそびたーい」というような感じで思っているんだと思います。
何度か「お片付けする時間だよ」と言っていると、「そろそろやめようかな、でもあと一回だけ遊んだら最後!」というような気持になるらしく、遊んだ後にやめてくれます。
ポイントは最後に一回遊んだ後ということです。
この変化を見逃すと、遊んでいるので(子ども的には最後の一回)「また遊んでる、何回言わせるの!」と怒ってしまいがちです。
「やめようとしたのに怒られた」と子どもの中では不満がたまり、やる気がなくなってしまいます。
そろそろ勉強しようかなと思っている時に「勉強しなさい」と言われて、「今勉強しようとしたのに!」とムッとしてしまったことないですか?
幼児の時でもそれと同じようなことがおこっているんです。
どうしたら変化に気づく?対策は?
変化に気づくためには、子どもを普段からよく見ることしかありません。
パパっこちゃんのお友達を見ていても、とにかく態度がみんな違います。
でも、パパっこちゃんほど見ていないお友達でも、なんとなく今謝ろうとしてるんじゃないかな?とか変化に気づくときがあります。
変化は必ずあります。ただ行動が前と同じことをしているように見えるので気づかないことが多いだけだと思います。
たとえば、
片づけをお願いしている時、相変わらずおもちゃのトラックに周りのおもちゃをのせて遊んでいる!と思ったらその乗せたものをトラックが運んで おもちゃ箱に 入れている。
遊んでいるように見えて、実はお片付けしている!!
ってこともありました。
この辺りは同じような動きをしているのでほんとにわかりにくいですが、子どもは親の言うことをきちんと聞いています。
そして理解して、動こうとしています!
ただ、「遊びたい」「泣きたい」などの感情がかってしまっているなどが原因として、すぐには動けないだけです。
このことを理解して、自分の子どもをしっかりと見ていてあげれば、その子特有の変化の兆候を見つけられるようになるはずです。
同じではないです!
「同じことを何度も言わせない!」と言うのをぐっと我慢して、しばらく見ていてください。
必ずどこかに変化がありますよ!
一番やってはいけないこと
こうやって書いていて、今でもたまにやってしまい、パパっこママに怒られることがありますが(パパっこママもやることがあるので、その時はパパが諭します)、
見ないで同じことを言うことです。
料理などをしながら「早く片付けてー」とか子どもの方を見ずに、遊び声だけで判断して何度も言ってませんか?
前にも書いた通り、遊び声や行動が同じように感じても、実はもう片づけを始めているということがあります。
これをやってしまうと、ほんとに子どものやる気は下がってしまいますよ!
料理しながらでも、「片付けして」という前に必ず今どんな感じなのか確認してください。
確認ができない場合は言うのをやめてみてはどうでしょうか?
親の勝手な判断で、ちゃんと親の言うことを聞いている子供を叱ってしまう。
これがやる気を失わせる一番の原因ではないでしょうか?
一番大切な2つのポイント
今回の話をまとめてみると、大切なのはこの2つ
- 同じようなことをしているように見えても、変化があるので見逃さない。
- 子どもを見ないで、叱ったり同じことを言わない
たったこれだけのことです。
これだけをしっかりと守るだけで、子どものやる気をなくすような叱り方、言い方をしなくなると思います。
それは同時に、子どもを褒めてあげられるタイミングを増やすということです。
しっかりと努力と成長を褒めて、自己肯定感とやる気を高めてあげられます。
今一度、子どもの行動をよーく見てみてくださいね!
変化は必ずありますから!
今回は叱る時のタイミングについてお話ししました。
こんな簡単なことでも、意外と見逃していること多いですからね。
それに、「早くして!」等の言葉は、知らずにお子さんを悪い方に洗脳していしまっているということもあります。
言葉遣いも、タイミングもとっても重要ですので、思い当たるフシがあったら少し考えてみるといいかもしれません。
今後もパパっこパパが勉強したり経験した事に基づいて、皆さんの役に立つような記事をどんどん書いていきます。
忙しいみなさんの代わりにどんどん本も読んで、子育て、知育に関する理論を皆さんにお伝えしていきたいです。
少しでもお役に立てると嬉しいです。
それでは、よい育児を一緒に楽しんでいきましょう!! 引き続きパパっこパパをよろしくお願いしますね!